座談会Ⅱ~女性スクール生VS横山プロ~ その⑤
2014.08.16
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ヨコヤマ・ゴルフスクールの女性会員と横山プロの座談会、第5回です。多摩校の桑原さんと安田さんに参加いただきました。
ティーチングプロと二人三脚で伸ばしていく
横山「雑誌やDVDで見たことをやろうとする人は、僕に遠慮してそこだけこっそりやる(笑)そうすると、僕としては 『何か変えたな』というのがすぐわかる。でも何をどう変えたのかはわからない。『ん!? 何かやってます?』なん て聞くのはそんなとき」
安田さん「先生としては困りますか?」
横山「ティーチングプロは、このトレーニングを続けると一カ月後はこう、二カ月後はこうという上達の道筋を描いている んだよね。でも急に違う方法が入るとその軌道がずれて、違うクセがついている。こっそり取り入れているとだんだ ん筋道からズレていっちゃう」
桑原さん「私、先生に『これ何を変えているかわかりますか?』と聞いたことあります」
横山「ああ、アニカ・ソレンスタムの真似をしたとき! それって誰かにフォームを指摘されて気にして変えたでしょ?」
桑原さん「はい」
横山「お二人は僕が『何かしてる?』と聞いたら、人からこう言われたので変えたとか、雑誌でこれを見て変えたと教えて くれるから、そこでまたレッスンの手を考えられる」
桑原さん「アニカはいいとおっしゃいましたね」
横山「そうそう、その気持ちでやって大丈夫と伝えました。桑原さんの課題に合っているから。そのときの一番大切な課題 から外れなければ、その言い回しは特にこだわりません。その人にとって一番ピンとくる言い方で伝わればいいんだ から。またその言い回しを使ってプロとしてアドバイスができるし」
桑原さん「プロのスイングのコマ送り写真とか、女子のはよく見るんですけど、宮里藍ちゃんのは上手だから真似しようと か、そういうのはダメですよね」
横山「ダメとは言わないですよ。みんな真似してると言うけれど、全然似ていないんだもん(笑)。たとえば彼女のスイン グで腕が伸びるのを『カッコいい』と真似る人も多いけれど、あれは『伸ばしてる』のではなくて自然に『伸びてい る』んですよ。なのにみんなわざと伸ばそうとして『突っ張る』になってる。形だけ真似ても似ないから」
安田さん「やっぱり理屈があるんですね。何か新しいことを始めようと思ったら、先生に相談しながらが一番ですね」
第6回に続きます!