球筋が安定しないんです
2016.12.13
こんにちは、監督の横山です。
さて今回のブログですが、タイトルにもあるように「球筋が安定しないんです!」というお悩みについて。
こういうお悩みをお持ちの方、多くないですか?
これ、どうしたら良いと思いますか?
もちろん練習は必要ですね。
安定するまで練習する。
はい、大正解です。
ただね、もう一つ考え方があるんですよ。
「今、どんな球なら安定して打てますか?」
という考え方です。
実はコースでスコアを考えたら、こっちの方が効果的な考え方ですよね?
真っ直ぐな球で安定させたい!
そう考えるから、元々の球が出たり、無理やり修正しようとして逆の球が出たり、そして時にはちょうどよく真っ直ぐな球が出たり・・・
私のプロスタッフ向けの研修で「素のエラーを探す」という項目があります。
たとえばフックでお悩みのAさん。
カルテにも「フックを直したい」と書いてあり、実際にコースでもフックボールでスコアを崩すこともしばしば。
当然我々も「どうやったらフックが出なくなるか?」という目で診断します。
ところが・・・
実際に診断してみると、アドレスやグリップにスライスの原因になるエラーがたくさん!?
普通に打ったら8割はスライスするだろうというアドレス。
ただし打てばほとんどフック。
こういうケースって、実はけっこう多いんです。
我々は、この方の素のエラーは『スライス』と診断します。
本来、この方はスライスで悩むはずなんです。
いや、元々は実際にスライスで悩んでいた方がほとんどと言うのかな?
そして手首をコネてみたり、フェースを被せてみたり・・・
なにか強引にスライスを修正しようとした結果、この方はフックで悩んでしまった・・・
ただし・・・
アドレスがスライスして当然の形なわけですから、突然スライス連発なんてこともあるでしょう。
これが「球筋が安定しない」という状態なのではないでしょうか?
これね・・・
実際にこの方は本気で「フックを直したい」と考えているかもしれませんけれど、意外とスライスを直すメニューの方が効果的だったりするんですよね?
結局フックの癖があるんじゃないんです。
スライスが怖くて、ついついフックになっちゃっているんです。
アドレスを直して、スライスに対する恐怖心を無くしてしまえば・・・
意外とフックなんてしなくなるんです。
こういうケース、少なくないですよ。
話はそれましたが・・・
そう、自分の持ち球をきちんと理解していない方、意外と多いもんです。
本来、自分はどんな球が出るのが自然なのか?
どんな球なら容易に安定してショット出来るのか?
それを小手先で無理に修正しようとするから、どっちの球も出る。
とういった事を明確にすれば、今のショットの精度でも、もっともっと良いスコアが出るのに・・・
また本来の自分の癖を知る事が出来たら、もっと効果的な練習が出来るのに・・・
球が安定しないってお悩みの方・・・
そもそも自己診断が間違っている可能性は無いですかね?
間違った練習課題、非常にもったいないですよ?
ぜひ一度ご相談くださいね。