出来ることだけ確実に!
2016.11.29
こんにちは!
総監督の横山です。
先日、ラウンドレッスンでスクール生の方々のゴルフを、コースで拝見しました。
う~ん・・・
練習場で良いスイングをし、そして良い球を打っているのに・・・
スコアにつながらないという方の謎が明らかになってきますねぇ。
いくつも思い当たる事はありますが、そのうちの一つ。
「無謀な事に挑戦している」
というのがありそうです。
例えばですが、ティショットが上手くいってフェアウェイセンター。
ただし、打ちおろしでボールのあるライも結構な左足下がり。
残りは150Y。
「よ~し、フェアウェイセンターからだから、ここはスーパーショットでバーディチャンスに!!!」
なんて・・・
普段150Yを7番アイアンで狙う方が、ここは打ち下しだから8番かな?なんて・・・
いつもの番手以上に短い番手で嬉しそうにブンブン素振りして・・・
これ、無理ですよ。
左足下がりですよね?
難しいライですよね?
まず、芯で捕える事が非常に難しい。
バランスが悪い中で、大振りなんてしたら益々確率は下がる。
また、滅多にまともに当たらないライなわけですから、何かしらアドレスで対処しなければならない。
もし上手に打てたとしても、左足下がりから高い球を打つなんて至難の業。
当然いつもと違う弾道になる。
こんな中・・・
スーパーショットをイメージして打ったら・・・
ね?わかりますよね?
皆さんも、他人のゴルフを見ていればわかるんじゃないかな?
ところが自分の事となると、なかなか気付けない。
とっても無理な事をしているって。
当然、大抵は失敗する。
当たり前ですよね?
プロだって難しい事にチャレンジしているんですから。
失敗して当然。
ここに気付いて欲しいんです。
どれだけ無理なチャレンジをしているのかって事に!
もちろん無謀なチャレンジを、「ヤメロ」と止めるのも我々の仕事です。
ゴルフは確率のスポーツです。
あまりにも無謀な賭けをするのは、決して『正解』じゃない。
我々の教科書であれば、そんな無謀な賭けは避けるのが正解。
ただ、これは人それぞれの考えがあります。
スコアを・・・
本当にゴルフが上手になりたいのなら、これは避けるのが賢明でしょう。
ただ、遊びなんだから・・・と、「この無謀な賭けに勝った快感がたまんねぇんだ!止めねぇでくれ!」なんて方もいらっしゃるでしょうね、きっと。
そういう方には、私も無理に止めはしません。
どうぞチャレンジしてください。
ただし・・・
失敗してガッカリするのはやめましょう。
まして、その失敗の原因を追究したり、それを元にスイングを直したり・・・
それはやめましょう。
失敗して当然のショット。
それに失敗したからって、全くがっかりする必要はないじゃないですか?
もちろん悔しいですよ。上手くいくことを夢見て打ったショットですから。
ただ、その当然の失敗が出て、それを引きずってスコアを崩すなんてもったいない。
まして奇跡のショットとが出るように練習するとか、プロが半分以上失敗するようなショットを成功させるためのスイングに改造するとか・・・
これほどバカバカしい事はありません。
このショットはどれほど難しいショットなのか?
どれだけの確率で成功するショットなのか?
ここを的確に判断する能力、危険察知の能力って・・・
非常に大事だと思うんです。
ラウンドレッスン、こんなお話をたくさんできると思います。
ぜひ皆さんの担当プロのラウンドレッスン、参加してみてくださいね。
今、持っている技術で、スコアがいくつも縮まる方も珍しくないですから!