なぜ良いグリップにこだわるのか?①
2016.06.28
さて、ブログの超大作(!?)のお執筆を宣言してしまって以来・・・
うちのスタッフに、どう振ろうかと悩んでいる監督の横山です(苦笑)。
皆さんもレッスンを受けてグリップを修正された経験はおありではないですか?
また、嫌という程グリップに関して言われ続けた経験は?
何かの悩みを相談して、色々話して結局グリップに話に戻ってきたことは?
ちゃんとした良いレッスンをするプロは、間違いなくグリップの握り方を大切に考えますね。
ここまでは皆さんの理解してくださっていると思います。
スクール中も、少し大きめの声でグリップを説明していると、スクール生以外の方も聞いていますもんね(笑)
グリップが大切
これは皆さんご存知です。
だからこそ、教則本の第一章はいつもグリップなんです。
なぜか?
体とクラブをつなぐ唯一の接点だから!
・・・だけじゃないんです!!!!
たとえばグリップだけの画像を見れば、経験豊富なプロなら、アドレスの癖やスイングの特徴まである程度見えてくるものです。
たとえば右手のグリップを上からかぶせるように握ってしまう癖がある。
ちなみに皆さん、アドレスした状態から、右手をかぶせてみて下さい。
どうですか?
右肩が前へ出ませんか?
右手の親指や人差し指に力が入りませんか?
グリップの位置が少し右に寄りませんか?
左手のグリップにも影響は出ませんか?
右肘の向きも変わりませんか?
場合によっては重心まで右に乗りませんか?
ボールの見え方も変わってきませんか?
どうです?
右手のグリップがずれているという事は、右手のグリップだけの問題ではないんですよ。
逆に言えば、右手のグリップを直そうと思えば、直るのはグリップだけではないんです。
右手のグリップを修正することで、使う指、肘の形、手の位置、ボールを見る角度、重心、体の向き・・・
たかだかほんの少しグリップを修正するだけで、体全体に影響が出るんです。
つまり・・・
我々はグリップを直しているのではなく・・・
グリップを通じて、アドレスやスイングを直しているんです。
あーだこーだと、色々な事を思いつくままに指摘されてもムリですよね?
構えた時点で5つも6つも考えていたら、スムーズに体なんて動きません。
グリップという視点で、他の部分も自然に直るのを待つ。
これが一番効果的なんです。
そんな理由で我々はグリップにうるさいんです。
ご理解いただけますか?