名器
2014.07.11
こんにちは!
毎週月曜日にプロスタッフにたかられて、また欲しいパターの購入を見合わせることになってしまった哀愁の貧乏総監督横山です(笑)
そんな訳で、新しいパターがいつまでも買えません。
そこで・・・
逆に昔のPUTTERをひっぱり出してきてみました。
それがこれ!
名器、「WILSON 8802」です。
実は私、以前は結構クラブは好きでして・・・
いまでこそコダワリは少なくなりましたが、20年で使ったクラブの保管用に貸倉庫を借りているほどです(笑)
キャディバッグ8本に、アイアンセットからドライバーから色々・・・
結構マニアックなクラブもありますよ。
その中でもお気に入りのひとつがこの「8802」です。
実際にPGAのテストの時はこのPUTTERを使っていて、クラシッククラブマニアの方に「売ってくれ!」といくらお願いされても絶対に手放せない戦友みたいなもんです。
これを久々に使ってみました。
う~ん・・・
イイ!!
なにがイイって、最近のPUTTERが(笑)
ま、このPUTTERが入らなかったってことですね。
飛ぶドライバーは作れる。上がるアイアンもある。
ただ、入るパターは作れない・・・
そんな言葉を聞いたことがあります。
そうかな?
確かに入るか入らないかで言えば、それはクラブの性能で直接の影響は少ないかもしれませんが、だとしてもやはり性能は格段に良くなっていますよね、PUTTERも・・・。
スイートスポットで打ちやすい、真っ直ぐに打ち出しやすい・・・
そういった意味では本当にイイ!
ただ、昔のPUTTER、古き良き時代の何とも言えないアジがありますね。
喩えるなら・・・
使い込んで黒ずんできた皮の財布のような・・・
分厚いクロームメッキで飾られた6m近いアメ車のような・・・
鼻をつままなきゃ飲めないほどの、カメに入った泡盛の古酒のような・・・
「昔は細くて美人だったよなぁ」なんて思いながらも、「でもお前のおかげで今の俺があるんだよ。いつもありがとう。」とどうしても言ってやれない私の女房のような・・・
なんともいえない「わびさび」がありますよ。
もちろん、スコアアップを目指すなら、最新式のクラブはやはり良いです。
ただ、最新式のクラブの元になったようなクラシッククラブ、これもぜひ触れてみてください。
ちなみに私の自慢の「WILSON 8802」は、非常に珍しい初期のもので、1963年製です。
グリップは変えてしまいましたが、シャフトも純正のままです。
なんとも柔らかい打球感、「トンッ」と柔らかい打球音、そしてシャフトも非常に柔らかいので打った感触も抜群です。
で、最近のPUTTERの方が良く入る・・・と(笑)
今日はこの「8802」でも眺めながら一杯やります。