そうじゃないんだけどなぁ・・・
2016.06.26
こんにちは!
またまた横山です。
実は先日、ちょっとスタッフ研修の時に思い出したことがあるんです。
高校時代・・・
私は硬式野球部で3年間野球漬けの毎日でした。
少年時代、王選手の756号に衝撃を受け、それからというもの各チームの4番打者の『ホームラン』に魅せられて・・・
とにかくでっかいホームランに憧れた野球人生でした。
そして高校では2年生の秋からは4番打者を任され、そしてそれを意気に感じて練習に励んでいました。
ところが試合では・・・
たとえば多彩な変化球を駆使するピッチャーが相手だと・・・
「こういうピッチャーは、大振りせず、しっかりボールを見極めて右(ライト)方向へのヒットを心掛けるんだ。」
と指示が出ました。
そして速球派のピッチャーが相手だと・・・
「こういうピッチャーが相手の時は、大振りせず・・・」
左ピッチャーが相手の時も・・・
「こういうピッチャーが相手の時は、大振りせず・・・」
いったい、どんな相手の時なら大振りしていいんだ!?
結局・・・
「あ、監督は『ホームランなんて狙っていい気になっているんじゃねぇ!』って言いたいのね?」
と、素直に話を聞けなくなっていたことを思い出しました。
いくらどんなアドバイスをされても、
「はいはい、わかってるよ。どうせまた『いい気になるんじゃねぇ』って言いたいんだろ?」
としか思わず、バッティングに関しては一切アドバイスを聞かなかったのですね。
これ、ちょっと不安になりました。
確かにこれは血気盛んな高校時代のお話。
しかも当時の私は多少結果も出ていて天狗になっていた時期です。
とはいえ・・・
今、私がレッスンでお話ししている内容は、こんな風に取られていないのか?と・・・
「そんなに力んでも飛距離は伸びませんよ?」
というお話に
「わかってるよ!『ゴルフは飛ばしっこじゃない』って言いたいんだろ?でもオレは飛ばしたいんだよ!」
なんて思われていないだろうか?
「プロの連続写真の形だけを参考にして、無理に両手を突っ張っては上手く打てませんよ?」
と言っても
「『プロの真似なんて10年早い!』とでも言いたいのか?」
なんて・・・
もちろん私としてはそんなつもりは無いんですけどね・・・
レッスンで皆様とお話をしている中で、ご自分で考えている事を少し否定しなければいけないこともあります。
もちろん皆様もご自分で一生懸命考えたことですから、頭から否定せずに、一旦はお話は聞きます。
ただ、それがあまりにもマイナスに作用すると思う場合、やはりそこはおべんちゃらで誤魔化しても仕方ありません。
正直にお話しします。
「そう考えてしまうと、ちょっと良からぬ方向へ進む可能性が・・・」
と。
もちろん私だけでなく、当スクールのプロ達は、皆様に対して誠実に、正直にレッスンするよう心掛けています。
皆様の考えを否定しなければならないときって、やはりこちらも最大限に気を使って話します。
ですから・・・
出来れば我々の言葉の裏側を妙に深読みをしたりせず、どうか真っ直ぐに受け取って欲しいなぁ・・・と。
これは私だけでなく、当スクールのプロスタッフの・・・
いや、もしかしたら多くのティーチングプロが思っている事だったりするかも!?