ボール位置 Ⅱ ~まずは予備知識~
2013.06.22
こんにちは、横山です。
さて、お待たせいたしております。
ボール位置のお話ですね。
どのような順番でお話ししましょうか・・・?
ちゃんとお伝えしたいので、少々長くなりますが、先に予備知識として2つの事をお話しします。
「スイングアークの最低点」と「入射角」です。
まずスイングの「スイングアークの最低点」とはスイング中のクラブヘッドの通り道で最も低い点を言います。
スイング中、クラブヘッドはトップオブスイングから振り下ろされ、インパクト付近で最も低い点、「最低点」を通り、その後上昇します。
雑誌などでは「最下点」という事もあるようですね。正しくは「最低点」と覚えてください。
次に「入射角」とはインパクト付近で、ヘッドがどのような角度で動いているかです。
「角度」というと無数にあるのでしょうが、ここでは3つに分けて考えます。
「上から下への軌道」「水平な軌道」「下から上への軌道」です。
まず地面にあるボールを打つ際に、「水平な軌道」でボールを捕らえようとすると、地面スレスレをクラブヘッドが通ることになります。ちょっとしたズレでボールを捕らえる前に地面とクラブが接触してしまいます。いわゆるダフりです。イヤですよね。
では「上から下への軌道」ではどうでしょう?
クラブは高い位置からボールに向かいますので、ボールの手前の地面に接触する可能性はグッと低くなります。
尚且つ上から下への軌道で捕らえた時には、ボールに逆回転が多くかかり、打球は高く浮き上がるような弾道になり、またグリーン上でボールは止まりやすくなります。
良い事ばかりですね。
地面にあるボールは「上から下への軌道」で打ちましょう。
ただ、もちろんデメリットもあります。
上から下への軌道で捕らえたボールは、打ち出し角(ボールの飛び出す角度)がやや低くなります。
いくら逆回転が多くかかっても、元々上がりにくい番手、ロングアイアン等ではやはり高さが不足してしまいます。
上がりにくい番手では、打ち出し角を確保するために、多少のダフリのリスクを負ってでも水平な軌道で打ちましょう。
ここでの「上がりやすい番手」と「上がりにくい番手」とは、個人の感覚で良いと思います。男性だと5~7番くらい、女性だと7~9番辺りが境界線になるのではないでしょうか?
最後に1Wのティショットだけはティアップして打ちますので、「下から上への軌道」で打つことができます。また、ここでは詳しい説明は省きますが、やや下から上への軌道で球を捕らえた方が飛距離も伸びます。
まとめますと・・・
上がりやすい番手→上から下への入射角
上がりにくい番手→水平な入射角
1Wのティショット→下から上への軌道
となります。
長くなりましたが、「スイングアークの最低点」と「入射角」はご理解いただけましたでしょうか?
さて本題に・・・
キンッキンに冷えたビールとが呼んでいます。
続きはまた後日!
ちなみに・・・
画像を探して「だふり」で検索したところ、「死ん『だふり』」の画像が山ほど出てきました。(笑)
一気に疲れが出ましたので、今日は「上から下への入射角」でショットした私の後ろ姿でどうかご勘弁を・・・。