スイングZERO
2019.04.02
さて、今回は真面目に書きます。
絶対に真面目に最後まで。
新しい元号が決まりましたね。
令和
まだピンときませんが、次第に慣れるのでしょうね。
クラプトンファンの方は、昨日の昼からず~っと頭の中にあの曲が流れているのでしょうね。
いとしのレイラ
♪Layla~ you’ve got me on my knees♪
私だけではないはずです!
・・・コホン。
気を取り直しまして・・・
私、生まれてこの方48年。
ゴルフを始めて25年。
プロになって・・・ん?何年だ?
とにかくレッスン活動にはポリシーをもってやってきました。
もちろん「普遍的なもの」と「最新のもの」と、どちらも勉強しましたし、どちらの否定もしません。
ただ、「○○理論」とか「××打法」とか・・・
そういうタイトルを付けるのがあまり好きではありませんでした。
「名前ばっかりスゲェ事言って、中身は大したことないじゃん!」
と言われるのがカッコ悪く思えて・・・。
普通のことを普通に言う。当たり前のことを当たり前に言う。
「俺ってすげぇレッスンするだろ?」なんて目立とうとウケ狙いに走らず。
ただでさえ体も声もデカくて目立つんだから。
スクールって、スクール生が主役で私がわき役。
そんなレッスンを心掛けてきたのですが・・・
でも、名前、考えました(笑)
ここまで書いてきたこと、撤回します!
この付けてくれた名前が
「スイングZERO」。
これ良いじゃないですか!
どういう意味かと言うと、これはスイングの平均値、ゼロ地点を知ろうというコンセプトです。
型破りは型を知ってから。
崩した正座が色っぽいのは、正しい正座ができるから。
スイングも、フラットなスイングもアップライトなスイングも悪くはない。
インサイドアウトでドローも、アウトサイドインでフェードも良い。
ただ、真ん中がどこだか分かっていますか?
ボールを右に置くのもいい。
その分球が低くなって、アイアンで飛距離が出る。
ただ、ボールを右に置いてアドレスして、「なんで俺は多摩が低いんだろう?」なんて悩むのはナンセンス。
そんな意味では「普通」を知れば、アレンジもできる。
普通を知らないままアレンジするから、悪い癖を別の悪い癖で塗りつぶすようなスイングが出来上がる。
ショートアイアンでボールを右に置きたい。
だったら持ち球は通常よりも低くなる。
それなのに「高い球が打ちたい」なんて考えたら・・・?
「普通」を知っていれば、「あ、俺はボールが普通より右だから球が低いんだ。このまま低い球でゴルフをするか、それとも高い球が打ちたいからボールの位置をもう少し左にするか?」と悩めばいい。
非常に筋の通った考え方です。
それを・・・
ボールを普通よりも右に置いたまま、
少しフェースを開こうか?
その分オープンスタンスにしてカットに打とうか?
左肘を抜こうか?
球が上がらないボール位置のまま、すごく高く上がる打ち方を覚えようとする。
こういう無駄な練習をして欲しくないんです。
そんな意味で、スイングZEROなんてカッコつけて言いましたが、要は俗に言う「基本」「平均値」を知れば、そこからの応用もしやすくなりますよと。
右に寄らず、左にも寄らず。
上がり過ぎも、上がらな過ぎもない。
右手主体のスイングでもなければ、左サイドだけが大切な訳でもない。
全てが普通、そんなスイングを一度知ってみれば、そこからは最新のスイング論も、苦手克服も・・・
全ての練習をシンプルに理解できるはずだと。
そのためにも「スイングZERO」。
絶対お役に立てるはずだと思います。
こんなお話しを、PCMラボのサイトで連載しますので、ぜひ皆様ご参考に!